(3/8) 「……本宮さん」 「藤本君、待っててくれたんだ」 「……いや、本宮さんの友達が俺のところ来て、本宮さんが危ないからって」 「心配ないよ」 「もしかして、笠岡さん?」 「春佳……じゃないよ」 「笠岡さんなんだ……そんな風には思えなかったのにな」 「藤本君……」 「大丈夫、俺が守ってやるから。我慢するなよ。何かあってからじゃ遅いんだから」 「……うん」 藤本君の優しさがすごく嬉しくて、温かかった。守ってくれる存在がいる。それだけでよかった。 次へ→ ←前へ mainへ