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彼女と私の好きな人のタイプは似ていたのかもしれない。だから何度も同じ人を好きになって、何度も私が諦めたのかもしれない。だけど、あの時のことは私だって許せない。彼女は私の恋人をとったのだ。ありもしない嘘を吐いて、私を最低人間に思わせて。それほど彼女も彼のことを好きだったのだろう、と私は思う。いや、思いたい。

『恋愛』と『友情』はどちらが勝つかとか勝負にかけられるものではないが、『恋愛』で『友情』が壊れることがある。私達のように粉々に、再生できないほど。学校での私の立場が悪くなったのは耐え難いことではあったが、私は彼女に謝る気もなく、そのまま最低な人間として学校を卒業した。


そして今、私の隣には彼女の恋人がいる。少しずつ、彼女が私にしたようなことをやり返している。私と彼女の違うところは嘘を言っていないことだ。ただ私は全ての真実を伝えているだけ。彼女の恋人をとる気はさらさらない。私と藤本君が別れさせられてしまったように、彼女とその恋人を別れさせようとしているだけ。
ただそれだけだ。悪いとは全く思わない。だって、彼女がしたことだから。彼女がしたことを彼女に返しているだけだから。彼女にも私が味わった苦しみを味わって欲しいから。

死んだほうがましだと思うくらい。

どのくらい時間がかかってもいつかこの仕返しを見事に遂行してやる。


end


*コメント*
2006年7月……たぶん、高3の時に文化祭配布の文芸誌に向けて書いた作品。
なんでこんなドロドロした話を書いてたんだろうか。女って、こえぇ……とか思って書いたんだと思うけど。タイトルが思いつかずに適当に付けたような気がする。タイトルを考えるのが苦手です。そのまんま付けたりすることもしばしば。

2010/11/23
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