(7/8) 中学の入学式、私と春佳は出会った。 春佳は輝いていた。新入生代表の挨拶をして、クラスでも回りにたくさんの人が集まるほど人懐っこい子だった。 私がいるはずだったその場所に春佳はいた。春佳は私からその場所を奪った。私の居場所を春佳は横取りしたのだ。 その日、私は今日の春佳への復讐を実行し始めた。春佳が二度とその場所に戻れないようにその場所を奪うこと、それが約四年間、私が春佳の『友達』でいた理由。春佳は私に絶対の信用を置いていた。他の人に相談できないことをたくさん相談してきた。何度も喧嘩はしたし、何度か春佳の好きな人を自分の彼氏にしてきた。それでも春佳は私の『友達』でいてくれた。春佳には私が必要だったのだ。いや、必要にしてくれるように振舞ってきた。 それで完成した。私と春佳のかけがえのない『友情』が。いや、春佳だけにかけがえのないものだ。私には必要ない。 始めから、作ってきた『友情』だから 始めから、偽りだった『友情』だから 私にはどうでもいい『友情』だったから だけど春佳はこのことを知らない 傷つけて 傷つけて 再生不可能まで壊した これが私のやり方 相手を不幸のどん底に落とすのだ 死んだほうがましだと思うぐらいに 次へ→ ←前へ mainへ