(5/8) 「有香! 春佳あんた何やってるのよ!」 他の人たちがこの騒動に気付いて来てくれた。凄く心強かった。 「私は何も……何もしてない」 春佳は追い詰められてか、涙を流し始めた。だけど、誰も同情もせずに春佳を睨んだ。 「春佳がこんな嫌な奴だとは思ってなかった」 「信じていた私たちが馬鹿だった」 「ち、違うの……本当に信じてよ」 「何を信じろって言うの?」 「有香のことこんなに追い詰めて」 「……そんな春佳を攻めないで」 「有香は優しすぎるよ」 「春佳だってもうしないって約束してくれると思うし……ね、春佳?」 「しないわよ、そんな約束」 「春佳、あんた反省する気ないの!?」 「反省も何もやってもないこと反省するわけないでしょ。私はしないよ」 「っ、春佳、あんたねえ!」 「攻めないで……お願い」 「有香……」 「私は大丈夫だから……皆がいるから大丈夫だよ」 皆がいるから大丈夫。 私は笑顔を浮かべた。皆は少し心配しながらも笑い返してくれた。そして春佳はその場から立ち去っていった。 「有香、これからも気をつけてね。これで終わりかどうかわからないから」 「うん……」 次へ→ ←前へ mainへ