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【トモダチ】


こんなに簡単に崩れてしまうものが、本物だとは思えない。崩れて、粉々になって、もう元には戻らない。そんなものは本物だとは思えない。何度衝突しても、何度砕けても、何度でも再生できるものが私は本物だと思いたい。私と彼女たちは本物だと思っていた。

信じていたかった。

何度喧嘩しても、何度絶交しても、結局はいつも元に戻っていた。だから、私の思う本物だと思っていたのに、やっぱり偽物でしかなくて、本物とは言えなかった。



私達の関係を狂わせたもの、それは『恋愛』だった。

私はつくづく思う、『恋愛』をしている女ほど怖いものはない。世間一般ではどうだか知らないが、私の体験した『恋愛』はこの上なく怖かった。死んだほうがましだとも思った。

私と彼女の最後の絶交は高校一年生の冬だった。


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